こんにちは、 id:numanuma08 です。コベリンでは登山部が不定期に登山活動を行って心身のリフレッシュや健康増進に努めています。
先日、技量向上や登山の安全性をより高めるため地図読みの練習をコベリンオフィスと山梨県の高川山で実施しました。
記事では高川山登山の様子、後半では読図練習の様子を紹介します。
高川山
山梨県大月市と都留市にまたがる975mの山です。コースは色々ありますが、今回は「道の駅つる」を起点とした「仲谷入コース」を往復しました。
高川山 / numa08さんの高川山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
日中の最高気温が28〜30度と、非常に暑い日でした。しかし、道中はほぼ木々に覆われ、また谷底を歩くため沢も近いので非常に涼しく快適に登山を楽しむ事ができました。
前日までに大雨や台風が近づいていた関係なのか道のぬかるみや崩落跡があったものの、登山道ははっきりしていましたし道迷いの心配は少なそう。一方で、道が細くてすれ違いが困難な場所や、下山時にバランスを崩すとコケてしまいそうな傾斜など、滑落のおそれは多少ありました。



山頂はほぼパノラマで、富士山もしっかり見えました。平日だったためか、全く誰ともすれ違うこともありませんでした。すれ違ったのは下山後、ニホンザルだけでした。
写真では2匹のみですが、5~6匹のニホンザルが道を横切っていました。大月は自然が豊かですね。
標高は大したこともなく、体力的にも余裕を残した山行でした。
読図練習
コベリン登山部メンバーのうち、 id:yanacii と id:takkumattsu は地図読み経験が全く無くYamapの登山地図と登山道の様子からルートを判断し行動をしていたとのこと。行く山次第で、基本的にこれで問題は無いと思いますが私は少なくとも「事前に山の情報を知る」ため読図スキルが必要だと考えています。
コベリン登山部ではYamapで登山計画を立てます。このとき、地図にアプリ上で線を引いてそれを共有するので、ルートに対する共通認識を得られます。一方、地図が読めないと危険そうな場所や、迷いそうな場所は分かりません。実際2人も、下山時に尾根伝いに誤った道を進んでいった経験があるとのこと。事前に山の情報を知っておけば「ここは迷いそうな場所だから、気をつけよう」など余裕と緊張感を持った行動が可能となります。
ちなみに、紙の地図があればスマホがバッテリー切れや故障などで使えなくなったときに安全では?と思うかもしれませんが、地図と地形などから自分の位置を割り出す能力や、進行方向を見つける能力はまた別物です。スマホや紙の地図を併用し、自分の能力に見合った計画と行動が必須です。
今回、読図練習をコベリンオフィスで登山の2日前に実施しました。
地図はヤマケイオンラインからダウンロードした地図をA3サイズに拡大した物です。
コースタイムが分かるので、地形と登山道を照らし合わせてルートのイメージをつかめます。
まず、地図の等高線を見ながら尾根と谷を見つけて線を引きました。つぎに予定ルートと尾根・谷の関係性を調べます。今回通った「仲谷入コース」は谷底を通るルートで、ほぼ谷の中を通るものの、途中で谷が別れたり合流する箇所があり道迷いリスクがありえると感じました。
次に地図記号の読み解きですが、こちらは木の生え茂った低山であることからある程度の植生に関する情報しか得られなかったため少し気にする程度に留めました。ただ、注意点として登山道のマークと市区町村の境界線が似ていることや、地図で表現されるトンネル*1は目印にならない点を共有しました。
後はコンパスの使い方を簡単に紹介しました。
まとめと今後
読図に関しては今後も継続していきたいです。そして同時に、地形から自分の位置を割り出す能力とか天気を読む能力、植生などを観る能力を磨いて、登山の幅を広げ安全性と楽しみを増やしていきたいです。
*1:リニア実験線が山の下を通っています。