小山工業高等専門学校准教授、鈴木真ノ介先生と弊社が共同開発している AR 技術を用いたアプリによりアクティブ・ラーニングを実現する手法を含む研究が、第65回工学教育研究講演会にてポスター発表賞を受賞しました。
アクティブ・ラーニングは、これまでの教員が学生に一方向的に教える講義とは違い、学生が主体性を持って能動的に参加する学習法で、近年様々な教育現場で注目されています。
鈴木先生の提案するアクティブ・テキストというシステムは、学生が授業で使用するプリントや教科書に印刷された図や数式にスマートフォンをかざすと立体的なグラフや動画などが AR で表示されるもので、本研究では AL を実現する要素として活用されます。
弊社は本システムの iOS アプリケーションとコンテンツ管理サーバーの開発を行いました。
アクティブ・テキストのシステム概要
アクティブテキストは iOS アプリケーションと、コンテンツを配信するサーバーから構成されています。
下記の例では学生が実験に使用するプリントの図に実際の実験の動画の情報を付加しています。
発表概要
- 講演題目:授業から自学までをAL化する手法の一提案-アクティブ・ノートテイクとアクティブ・テキスト-
- 著者名 :鈴木 真ノ介,秋元 祐太朗,小林 康浩,石原 学,小林 幸夫(小山工業高等専門学校)
JSEE研究講演会発表賞、ポスター発表賞受賞一覧〔平成18年度~平成29年度〕(2017/9/6).pdf
電気電子創造工学科 鈴木研究室について
弊社の亀山、山口が学生時代に在籍した研究室で、電磁界・超音波応用,通信を始めとして教育関連の研究も行っています。 アクティブ・テキストの共同開発をさせていただき、これからも弊社技術を活かして協力してまいります。