このページではQTH mapを使ってできることの紹介と使い方の説明をします。
QTH mapでできること
運用ログのマッピング機能
アマチュア無線の運用を行った場所と応答があった場所を世界地図上にマッピングできます。運用場所は赤色、応答場所はバンドごとに異なる色で表示されるので、複数のバンドで運用をした場合バンドごとの成果を視覚的にわかりやすく表示します。マップに表示される応答局のピンをクリックすると運用バンドやRSTレポート、運用場所からの距離などの情報が表示されます。
シェア機能
マッピングされた運用ログはそれぞれ固有のURLが発行されます。URLの形式は https://radio-qth-map.web.app/map/<ランダムなID>
です。 URLをコピーしてX(Twitter)などに投稿をするとフレンド局やフォロワーさんが地図上で運用ログを閲覧できるようになります。
ADIFに対応したログアップロード機能
マップに表示するログはフォームに1つずつ入力できますが、ADIF形式のファイルアップロードにも対応しています。運用ログがたくさんある場合やログ管理ソフトから出力したデータをそのまま利用できます。またログをアップロードする際は応答のあった局のコールサインの公開・非公開を選択できます。相手方のプライバシーに配慮し初期設定で相手のコールサインは非公開としますが、プライバシー上の問題がない場合などはコールサインを公開可能です。
ログイン機能、ログの削除機能
運用ログをアップロードする際、QTH mapにログインをしていると自分のアップロードしたログを削除できます。誤ったデータをアップロードした場合などログを非公開にしたくなった際に使います。
QTH mapの使い方
運用ログマップを見る
メインのマップ画面を開くとQTH mapに登録されているログをマップ上で一覧できます。
赤色のピンで表示されているログをクリックすると応答のあった局がマップ上に一覧表示されます。応答局のピンはバンドに応じて色分けされています。また、応答局のピンをクリックすると応答局までの距離や使った周波数、出力などのデータが表示されます。
ログを登録する
マップ画面から「ログを登録する」を押してログ登録画面を開き、ログを登録できます。フォームに自局の情報を記入しまた相手局の情報を記入してログを登録できます。記入に必須な情報は以下のとおりです。
- 自局のコールサイン
- 自局の運用場所(グリッドロケーターまたは緯度経度)
- 周波数または運用バンド
- 相手局の運用場所(グリッドロケーターまたは緯度経度)
- 交信開始時間または終了時間
ログ情報はadifファイルをアップロードして読み込むことも可能です。adifファイルを使う場合、
- 自局のコールサイン
- 自局の運用場所(グリッドロケーターまたは緯度経度)
を入力したうえで「adifファイルを読み込む」をクリックしてファイルをロードします。adifファイルの中から利用されるカラムは以下の情報です。
- 相手局コールサイン: call
- 交信開始時間
- qso_date, time_on
- 更新終了時間
- qso_date_off, time_off
- 相手局の運用場所
- gridlocatorまたはlat,lon
- 運用周波数: freq
- 運用バンド: band
- 運用モード: mode
- 出力: tx_pwr
- RSTレポート
- rst_sent, rst_rcvd
ログを登録する際「相手のコールサインを地図に表示する」を有効化するとadifファイルから読み込んだコールサインを地図上に表示します。
ログインとログ削除機能
ログイン画面よりメールアドレスを入力しログインをするとアップロードした運用ログを削除可能となります。ログインしないでログをアップロードした場合、ログの削除はできませんのでご注意ください。
利用可能なメールアドレスを入力して、メールに含まれているリンクからログイン処理を完了させてください。