こんにちは、id:numanuma08です。コベリン月例「はちゃめちゃ会」でTRPG「パラノイア」をプレイしたので、その様子をお伝えします。
はちゃめちゃ会とは?
コベリンが毎月開催している、はちゃめちゃな会です。詳しい説明は前回 id:takkumatsuが書いてくれたのでそちらに譲ります。
TRPG 「パラノイア」とは?
TRPGとは「テーブルトークロールプレイングゲーム」のこと。ゲームに参加しているプレイヤー達の会話やさいころ運でゲームを進行する遊びです。「パラノイア」はその中のルールの一つで、コンピュータによって完全に支配されたディストピアを舞台に、上司の出す無茶な命令を遂行するゲームです。
え?、俺が反逆者?う、うわなにをするZapZap!!
はい、パラノイアは素晴らしいコンピュータ様によって管理されたユートピアの中で優秀な上司に奉仕をする完璧なゲームです。
パラノイアは多くのTRPGと違い「プレイヤー同士の殺し合いが推奨されている」点において非常に特徴的です。相互監視されているディストピアの中で楽しく生きていく必要があります。
なぜパラノイアなのか
前回開催したはちゃめちゃ会でゲーム企画を作りましたが、その中でコベリンのメンバーが作るゲーム設定がやけにディストピア的世界観によっている傾向がありました。機械に支配された世界とか、人類が滅亡して次の種が栄えた世界とかそういう。ここはいっちょパラノイアをプレイして全員のディストピア的世界観を深めたり共有できたら面白いと考えたためです。
事前準備
TRPGのプレイ経験があったのは私だけだったので、説明資料を作ってみました。内容はesaで公開しています。
オンラインでパラノイアをプレイする
TRPGパラノイアの特徴的なシステムの一つに、プレイヤーが2つ以上の勢力に属していて互いに敵対しあっている点があります。これは公式サイトで公開されているとキャラクターシートを見るとわかります。
パラノイアのキャラクターはアルファコンプレックスの善良な住人ですが、それに加えて秘密結社に属しコンピュータや別の秘密結社と敵対しています。秘密結社の情報はシートの裏面に書かれていてプレイヤー同士でこの情報はあまり共有されません。と言っても、自分が知る限りプレイヤー間で秘密にしなければならないルールは無く、オフラインでプレイするときは半ば公然の秘密のようにロールプレイを楽しむのだと思います。
ただ今回はキャラクターメイキングを含めて完全にオンラインプレイでした。そこでせっかくだから裏面の情報を完全にプレイヤー間で秘密の情報として取り扱うこととしてみました。ボイスチャットはZoomを使用しましたが、秘密結社に関する情報を作成するタイミングでプライベート会話を行う、秘密技能を使うときはSlackのDMを使うなどオンラインならではのディスコミュニケーションを利用してゲームプレイを盛り上げることができました。
当日の様子
当日はオンラインTRPGの定番ツールCocofoliaを使って場面を説明、Zoomで会話、SlackのDMを使って秘密情報をやりとりという流れを取りました。
パラノイアと言えば命が軽く、ちょっとしたことで反逆者とみなされる世界観。たとえば、ゲーム開始直後の食堂のシーンは次のように進みました。
- GM「ここはクリアランス赤とIR専用の食堂だ。6人がけの長方形型の食卓が20卓近く並んだ広い空間だ。各テーブルの中央には網が置かれていて、その下からは火があがっている。食卓は今の所満席。順番を待つ必要がある。」 焼肉屋の画像が表示される
- みんな「焼肉屋だ...」
- GM「そこにクリアランスイエローの職員がかけてくる『お前たち!焼肉屋とは何だ??肉とはなんだ!!アルファコンプレックスにはコンピュータ様の合成した食べ物しかないのだぞ!!さてはお前達は反逆者だな!!」ZapZap
いい感じにみんなGMの思惑通り反逆行為をしてくれて最初のクローンを失いました。この演出はアルファコンプレックスの世界観を説明するにあたり最適だったと思います。
実際どうだったのか
アルファコンプレックスの空気感は伝わったものの、プレイヤー同士がいい感じに協力し合ってしまい裏切りや処刑のしあいが発生せず優しい世界のまま終わりました。
初回プレイで完全に空気感やプレイスタイルを伝えることは難しかったですね。
まとめ、終わりに
3月のはちゃめちゃ会活動でTRPGパラノイアをプレイしました。ほぼ経験の無いメンバーと、しかもオンラインでのプレイということで不安も多かったのですが、結果的にうまくプレイできたかと思います。今後もはちゃめちゃ会関係なくTRPGをときどきプレイしていきたいですね。